研究

2023年9月18日 (月)

The Martin Alto、今日も調整中

私は、自分で楽器の調整をするので、いつも調子が今ひとつです。

最近、オクターブ上のレからソの辺りの音が出にくく、明らかに演奏にも影響しています。

エアコンによる乾燥で、パッドに隙間ができているのか、とおぼろげに考えていたのですが、冷静に考えてみると、それならばオクターブ下でその影響は大きいはずです。

サックスにはオクターブホールが2つあり、1オクターブ内の低音と高音で分担して開閉し機能します。注意深く各部の動きを観察すると、低音位置でも高音用のホールが僅かに開いているようです。どうやら、オクターブキー本体裏側のコルクのストッパーがへたり、深く押されすぎているようです。そこで、厚さ1mm程度のコルクシートを貼り付けました。

接着剤硬化する前に軽く試奏した感じですが、多分、改善したようです。

Themartinoctabkey

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2015年6月10日 (水)

アートペッパーの楽器

 私は,概ね,ジャズを始めた頃から,アートペッパーファンです.

 ちょうどその頃リリースされたレコードは,The Tripです.あちらこちらで喋っていますが,このThe tripは私のバイブルとも言うべきアルバムなのです.だからといって,結果的に演奏スタイルが似ているというわけでは決してありませんが.

 このThe tripが発売されたのが1977年,その前年1976年にLiving Legendが,1978年にNo Limitが,そしてその次にAmong friendsが発売されました.また1978年にはLive at Village Vanguardがリリースされたかと思います.Living Legend, The tripおよびNo limitの3作は1970年代の新しいアートペッパースタイルを代表する作品で,Among Friendsは1950年代に回帰する様なスタイルでした.その後,亡くなる1984年まで,スタヂオ,ライブを含めて,実に多数のアルバムがリリースされました.これらアルバムの演奏スタイルは,新しいスタイルの枠の中に,1950年代の記述が垣間見えると言うようなものだったでしょうか.

 私は,この中でやはり,The tripとLiving Legendがベストで,更に1枚に絞ればLiving Legendが最高の1枚だと思っています.

 この頃はジャズやジャズメンに関する情報はほとんど全て,スイングジャーナル誌と購入レコードのライナーノーツがソースで,アートペッパーに関するニュースや各種基礎的データーもこれらから得ていました.その頃のアートペッパーにはいつもローリーが付き添っていました.彼女は当時の奥様で,マネージャー役を含めて,彼に関する全ての管理をしていたかと思います.

 スイングジャーナル試でみるArtの写真にはいつもLaurieが写っていました.また,この頃のアルバムの写真にもLaurieが写っていました.

 そんなLaurieと先日,メールのやりとりをする機会があり,1970-1980年代のArt Pepperの使用楽器についてうかがうことができました.彼女は実に詳しく把握されていています. 私は,1970年代はSelmer Mk7と以前から,どこかで聞いて信じていましたが,ネットで検索してみると,Selmer Mk7とMk6を含めた諸説が語られています.

 さて,Laurieさんの説明は次のとおりです.

Art Pepper's Saxophones:

BUFFET 21796, 1975-1976
Living Legend (Contemporary)
The Trip (Contemporary
)

SELMER MARK VII 247060, 1976-1979
No Limit (Contemporary)
So In Love (Artist's House)
Among Friends (Trio)
Art Pepper Live at the Village Vanguard (Contemporary) Art Pepper Today (Galaxy)
Straight Life (Galaxy)
Landscape (Galaxy)
Besame Mucho

SELMER MARK VI 109410, 1980-1981
One September Afternoon (Galaxy)
Winter Moon (Galaxy)
Roadgame (Galaxy)
(all Maiden Voyage Recordings - Galaxy)
With Duke Jordan Various
Unreleased Art: Vol I Abashiri WT
Unreleased Art: Vol III Croydon WT
Unreleased Art: Vol V: Stuttgart WT
Ronnie Scott 4 disc set Vol VI WT
Unreleased Art: Vol VII Osaka WT
About half of the Atlas sessions / Various including the two with Sonny Stitt.
Art at Fat Tuesday’s
Neon Art 3 Discs (Omnivore)

SELMER MARK VII TENOR 263731
Art Pepper Live at the Village Vanguard (Contemporary)
Atlas Blues "Blow & Ballade" (Atlas)

 実に明快です.

 なんと,私が最も好きな2枚のアルバムはBuffetなのです.

 時代的に,Super Dina-actionというモデルかと思います.この楽器は,録音をするとなかなかいい音がするのを私は感づいていました.Art PepperはこのころBuffetと契約をしていたようですので,彼の好みにかかわらず,これを使うことが余儀なくされていたのかと思います.

 さて,次のNo LimitやLive at Village VanguardからはSelmer Mk7です.確かにこの頃は,Art Pepperの気力が非常に充実しているらしく,力が入った演奏が多く,音質もやや荒々しいアバンギャルドな印象です.その後,最晩年にはMk6(S/N 10****)になりますがこの時代は,やや落ち着いた印象の演奏になっています.楽器の性格とも併せて納得です.

 楽器の選択は,何を手がかりにしていいのかよく分かりません.いずれにしても大部分のリスナーは気づかない程度の違いかと思いますが,演奏する本人にとっての操作性,音色,リスナー側からの音色等,考え感じることは色々あります.Art Pepper自身は最後に選んだMk6が良いと思っていたのでしょうね.
 

 Artpepperimg_6337

 写真は,これもLaurieが送って下さったもので,ArtがMk6を抱えています.

 蛇足ですが,私は,もっぱら,Artが1950年代の数々の名作を録音したThe Martinです.

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2010年10月13日 (水)

ジャズの街を考える

来る11月6(土)-7(日)はこちら宇都宮でミヤ・ジャズ・インがあります.私は7日11時からJR宇都宮駅の出番です.この日は,市内何カ所かにステージが設けられ,二日間,ジャズを中心としたステージが展開されます.

当日配布されるパンフレットに,宇都宮のジャズを語ると言う企画が掲載されるらしく,ADIジャズのO氏を座長に,宇都宮でトロンボーンを吹いているTo氏と市民ジャズオーケストラでギターを弾いているTa氏と共に意見交換する機会がありました.
内容は,ミヤジャズのパンフレットに掲載されるものと期待されますが,今日は,私の印象の一部を紹介します.

今回のミヤジャズは,1974年が第1回目で,当初はホールで開催されていました.40年に近い時間が経過し,経緯を知る人は少ないと思います.近年は,仙台定禅寺ジャズフェスを見本にして街中で催される様になった様です.

現在の事務局は商工会議所にあります.主催者側の継続性は無く,名前だけを継承しているのかもしれません.余談ですが,ポスターを見ると,その当時は"Miya Jazz in 1974"の名称だったものが,最近は"Miya Jazz Inn 2010"になっています.

一方,ミヤジャズにタイミングを合わせて夜に開催されるジャズクルージングは,ジャズ協会の主催です.ミヤジャズ出演者にはジャズクルージングのチケットが配布されるようですので,ある程度連携しているのでしょう.

先月のオリオンジャズも28回を数えますが,これはオリオン通り商店街主催です.またステーションジャズとサンセットジャズは,市役所の文化課,または文化課に事務局があるジャズの街委員会の主催と思われます.

という様に各種団体がそれぞれにイベントを持っているのです.それぞれの団体はそれぞれの思惑を持って開催しています.行政施策から,加盟店あるいは自分の店の集客まで,様々でしょう.

これが一枚岩になるのが力を発揮するのか,あるいは,組織はホモジニアスになると弱体化するのが常のようですので,多様な団体がそれぞれに活動するところに総合的な力が生まれるのかもしれません.

ところで,「ジャズの街」とはどの様な街でしょうか?ジャズの演奏がたくさん行われて,市民が日常的にジャズを聴きに出かける様な街でしょうか.今,宇都宮のジャズ関連団体が競うイベントを多数催すのもジャズを日常的なものにするという点で,一助になるかもしれません.

一方,ジャズは太陽の下で大勢の聴衆を前に遠くで演奏されるよりも,本質的には,夜,狭い室内で少数の聴衆と意志をやりとりしながら演奏される性格の音楽です.プロからアマチュアまで,幅広い力量のプレーヤーが演奏できる場が十分にあることが必要でしょう.そのためには演奏家と演奏を受け入れる聴衆が必要です.

巷の経済状況は決して好転していないと思いますが,居酒屋系の飲食店には一定水準の客数が入っている様に見えます.しかし,ジャズの店では客数の確保がいずこも課題のようです.

宇都宮のジャズの店は,週1回から4回のライブをやっています.客数がライブの有無に大きく左右されない性格付けの店は別として,看板にある程度の大きさでジャズをうたっている店で,ライブの日は一定数の客が入るものの他の日は少ないという状況にあるようです.かといってライブを増やすと,その傾向は一層明瞭になり,また,同時に,1回のライブへの客数も減少することになるものと思われます.

この様な現象は,そもそも,ジャズを聴こうという人の数が少ないのが根本的な問題です.ジャズを聴きに来る客はなぜ少ないのでしょうか?店または演奏に魅力がないのでしょうか.または,文化的に夜外出してジャズを聴くような習慣が無いのでしょうか.あるいは両方かもしれません.

これらは相互に関連している可能性もあります.両方の要因があって,それらが相互に影響しあってますます状況が悪くなると言うのが,真実ではないかと思います.更に,店側の問題としては,お店自身と演奏内容または演奏家の問題の二面の問題があります.

ジャズの店は,ジャズの演奏を,店を構成する要素の一つとして捉えるべきでしょう.これを大きく捉えすぎると,集客を演奏に強く依存することになります.またはお客さんのジャズを聴く習慣性に強く依存することになります.十分に魅力的な演奏家が多数用意できて,それを受け入れる聴衆がたくさんいれば,この条件は満たされますが,現在の宇都宮はこの領域には達していない様です.これまでに,この様にして失敗した例がいくつか思い当たります.

逆に,演奏の位置づけを小さく捉えることは,演奏がBGMになることを意味します.お店に十分な体力と,オーナーの揺るぎない考え方,演奏家の演奏への強い情熱があれば,継続できるでしょう.この様な店の大部分の客は,決して音楽を聴きに来るわけではないので,演奏家の動機付けが低下し,ライブのパフォーマンスが低下する要因にもなるでしょう.

この様に考えると,ジャズが無くても店に十分な魅力があり,ライブパフォーマンスにも一定水準の魅力があり,ジャズがお店の要素の一つになったときに,お店全体の魅力がより大きなものになると言うのが理想でしょうか.

その具体的な手段として,Ta氏から提案のあった街中の蔵を活用すると言うのもその一つでしょう.彼によれば,宇都宮には大谷石の蔵が多数残り,それらは線で結ばれる様な位置にあるそうです.蔵の持ち主はそれを有効に活用したいと思い,一方で,蔵の有効活用のアイディアを持つ人もいるので,それを調整する機能があれば両者がうまく繋がるのではないでしょうか,蔵の中の空間は,感覚的にも音響的にも魅力的で,その中にジャズを組み込むことによって,ジャズを構成要素の一つとする快適な空間が生じるのではないでしょうか.

今,宇都宮に,私が感じる理想に近い状態で営業する店は心あたりませんが,かつてY氏が経営していたGroovyはこれに近い位置にあったかもしれません.折しも,バブルのただ中,しばらく好調だった様ですが,長期間の継続はできませんでした.創業から50年を誇る泉町のお店は継続しているという点である程度うまくいっているのだと思いますが,私の記憶の片隅にある30年前の同店は,今よりも遙かに繁盛し輝いていました.時代の流れと価値観の変化を捉えてゆく必要もあるでしょうね.

真のジャズの街は,この様ないくつかのジャズの店を複数支えられる街なのです.

魅力的な店を作るためには,当然ながら店と演奏者の双方の努力が必要です.演奏家は,基本的な演奏力,表現力を向上することに併せてパフォーマンスの質の向上も必要でしょう.ジャズの演奏家が時々忘れがちなことかと思います.

宇都宮では,伝統的にライブのいわゆるアフター・アワーズにジャムセッションが行われていましたが,最近,ジャムセッションのためのジャムセッションが増えています.プレーヤーの裾野が広がっているのを反映しているのかもしれません.一方,お店側の視点に立てば,ジャムセッションには客が入るという理由が大きい様です.それもまた,ジャズの街の一断面かもしれません.

宇都宮は,餃子の街,カクテルの街,ジャズの街として,対外的にPRしています.宇都宮市役所の文化課内にはジャズの街委員会事務局があるようです.商工会議所内にもジャズ担当の方がいらっしゃるようです.ジャズの街のキャッチフレーズが打ち出されて何年になるでしょうか.街中に貞夫さんのシルエットをモチーフにした旗Indulz201008234521が飾られ,ジャズマップが作られました.ジャズの街というキャッチフレーズは,まち作りのための市民向けなのでしょうか?

外部の方に,宇都宮はジャズの街なの?と訊ねられて,自信を持って「はい」と答えたいのは,宇都宮でジャズにかかわる全ての人の願いでしょう.

「ソウルアイズ」好評発売中.

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2010年8月28日 (土)

ジャズフェス

前の記事のオリオンジャズは28回目で,(これがジャズフェスだとすれば)かなり古いジャズフェスかと思います.

グーグルで,ジャズ+フェスティバル,+ストリート,+クルーズ,+祭で検索すると,次の様な記事が表示されます.

  1. 定禅寺ストリートジャズフェスティバル(仙台),
  2. 東京Jazz2010,
  3. モントレージャズフェスティバル(七尾市),
  4. すみだストリートジャズフェスティバル(東京),
  5. 大津ジャズフェスティバル
  6. 銀座ジャズ2010
  7. 池袋ジャズフェスティバル2010
  8. 八ヶ岳ジャズフェスティバル(長野)
  9. びわこジャズフェスティバル(滋賀)
  10. 守口門真ジャズフェスティバル(大阪)
  11. 中小路ジャズフェスティバル(秋田)
  12. 妖怪ジャズフェスティバル(島根)
  13. 山形国際ジャズフェスティバル
  14. 手賀沼ジャズフェスティバル(千葉)
  15. 太田市大学ジャズフェスティバル(群馬)
  16. 大田ジャズフェスティバル(東京)
  17. 雲南ジャズフェスティバル(島根)
  18. おかやまジャズフェスティバル
  19. 南郷サマージャズフェスティバル(青森)
  20. 深川ジャズフェスティバル(東京)
  21. ハママツジャズウイーク
  22. 大阪城ジャズフェスティバル
  23. 富士通コンコードジャズフェスティバル(東京,高知,山口,大阪,愛知,静岡)
  24. 阿佐ヶ谷ジャズストリート(東京)
  25. 倶知安ミュージックフェスティバルJazz(北海道)
  26. 江南サマージャズフェスティバル(愛知)
  27. なかのぶジャズフェスティバル(東京)
  28. 万代シティージャズフェスティバル(新潟)
  29. 黒磯ジャズフェスティバル(栃木)
  30. グリーンティージャズフェスティバル(埼玉)
  31. ジャズ・マンス・イン旭川
  32. 高槻ジャズストリート(埼玉)
  33. 新潟ジャズストリート
  34. 神戸ジャズストリート
  35. 岡崎ジャズストリート(愛知)
  36. 金沢ジャズストリート
  37. 枚方宿ジャズストリート(大阪)
  38. 法善寺ジャズストリート(大阪)
  39. 和泉の国ジャズストリート(大阪)
  40. 倉敷ジャズストリート
  41. 鴻池ジャズストリート(大阪)
  42. 徳島ジャズストリート
  43. 宇都宮ジャズクルージング
  44. 六本木ジャズクルージング
  45. 室蘭ジャズクルーズ
  46. 旭ジャズまつり(神奈川)
  47. 横浜本牧ジャズ祭
  48. お茶の水ジャズ祭(東京)
  49. 大江戸ジャズ祭り(東京)
  50. 鹿島ジャズ(茨城)
  51. 舞鶴赤れんがジャズ祭(福井)
  52. 斑尾ジャズフェスティバル(長野)
  53. 北海道ジャズ
  54. サッポロシティー・ジャズ
  55. トゥルー・ピープルズ・セレブレーション(埼玉)
  56. 宇都宮ジャズフェスティバル(Miya Jazz Inn)
  57. 横浜ジャズプロムナード
  58. ジャズアンドジャズ京都

凄いですねえ.書き出すのもかなり大変でした.

この様子を見ると,ジャズが街おこしのネタとしてなかなか良いということでしょうね.それにしては,宇都宮ジャズクルージングの他は私への出演依頼は来ませんねえ.宇都宮で年に2回やっているジャズクルージングと宮ジャズは出てきますが,サンセットジャズ,オリオンジャズ,ステーションジャズ,ミヤギグは出てきませんので,名称が違うため検索で漏れているものもかなりたくさんあるものとも思われます.

これらのイベントは大小様々だと思いますが,主催者はそれなりの気概をもってがんばってるんでしょうねえ.やっぱり凄いなあ.Tanabata201008064495

仙台の定禅寺ストリートジャズフェスティバルは有名ですよね.私は参加の経験はありませんが,こちら宇都宮から参加する人も結構います.

写真は,仙台カーボ脇の通りの七夕飾りです.道路にはあらかじめ穴が開けられており,竹がさせるようになっています.竹には複数の滑車が取り付けられ,飾りが一つずつひもで吊り上げられます.

飾りがぎっしりで,通りは見通せません.外国人の姿もかなり見られます.

仙台で,この様な豪華な七夕飾りを作るようになったのはなぜなのでしょう?

ここは定禅寺どおりのすぐそばです.定禅寺どおりでは,この日も屋外ステージの準備が進められていました.私も自分のライブがありましたので,見に行けませんでしたが.

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2010年6月 5日 (土)

CD販売数の推移を見て考える

あちらこちらで,CDの売れない時代と聞きます.

T-TOCレコードの代表も,その様に話されていました.また,CDをレコード会社が売る時代ではないとのご意見もうかがいました.

スイングジャーナル休刊もそれに関係ないとは言えないでしょう.

とりあえずネットで収集したデータを紹介します.

Recordssales

これは日本レコード協会のHPに提供されている国内の各種音楽ソフトの販売枚数の数字をグラフにしたものです.合計の値は,シングルレコード(EP)やシングルCDを0.5枚として合計したものです.

1950年代後半にSPレコードからLPレコードに置き換わり,1980年代半ばにレコードからCDに置き換わりましたが,販売枚数は1960年以降,1998年まで一様に上昇しました.それ以後,CDの販売間数は減少を始め,ビデオが少し増えてはいるものの合計数は低下しています.

ネットで,この様なグラフを見つけました.

1973年以降のアメリカでの各種媒体販売金額のようです.

これによると,1973年以降,CD売り上げがピークの1999年まで,媒体が変わりながら増加し,更にCDの登場は,新たな市場も開拓してきたようです.しかし,1999年以後,CDの売り上げは減少に転じ,ネットでのダウンロードが増えてはいるものの,CDの減少を埋めるほどにはないと読み取れます.

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2000年以降,音楽ソフトの販売が減少している背景に,映像ソフトの普及があるのではないでしょうか.上のグラフのビデオの販売本数の増加にも示されています.これは,音楽を映像付きで楽しむようになったこともあるかもしれませんが,それよりも,映像を楽しむハードの普及が進み,人々が音楽だけを聴くということをしなくなったと言うことだと思います.私の友人も車では音楽を聴きますが家ではDVDと言います.車でDVDを見る不届きものもいるようです.

家で音楽を聴くという習慣は無くなってしまうのでしょうか.音楽は映像ソフトの一部になってしまうのでしょうか.昨夜,某バーに出かけましたが,カウンターで脇に座った以前からの知り合いの同世代の方が,我々の背中の方で歌っているライブの歌を聴きながら,見ない方が良いよねと,おっしゃっていました.全く同感です.音楽は聴くものです.

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