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2014年10月11日 (土)

久しぶりに楽器の調整をしました

 どうも調子が悪いと感じる時,自分の調子が悪いのか,リードの調子が悪いのか,楽器の調子が悪いのか,よく分かりません.私の場合,楽器の調整を自分でするので,楽器の調子が常に万全ではありません.毎回,演奏をはじめてしばらくしないと良い感じにならないのも,そのためかと思います.パッドとホールの隙間に漏れが生じていてそれが水分で塞がらないと,良い感じにならないのだと思います.まあ,やや異常ですね.

 などと感じながらしばらく演奏していましたが,今日は,この一週間程悪化していた口内炎もやや改善し,何となく気持ちも良く,時間的にも余裕があったので,久しぶりに,リークライトを楽器に入れてみました.
なるほど,あちらこちらから光が漏れています.結構重傷です.これはやはり楽器屋さんに持参すべきか.どれくらい時間がかかるかなあ.と思いながら,意を決し,いつもの様に自力での調整にかかりました.

 まず,左手中指のAのホールに漏れがあるようです.この症状は,単純にパッドの歪みでしょうか?
このキーはその上部のキーとリンクがあり,連結部に当たるコルクの厚みの問題かもしれません.数ヶ月前に左手人差し指のBのキーが同一リンク部に当たるコルクを交換しましたので,問題のAのコルクの当たりが僅かに高くなり完全に塞がりにくくなっているのかもしれません.案の定,リンクバーを下に抑えてAキーを押さえると,良く塞がります.Aキーがリンクに当たるコルクを僅かにヤスリでこすります.汚れが落ちた程度こすった後に様子を見ると,まずまずの状況です.

 次は,左手小指のG#キーです.これは関連するキーの影響でふさがりが悪くなる構造ではありませんので,単純に経年的なパッドの歪みが原因と思われます.

 また,その下の右手一差し指のFキーの先端部にも隙間があります.F,E,Dの3つのキーのパッドは,以前,自分で取り替えた箇所ですが,交換したパッドの厚みが既存のものよりも厚く,締まるときにヒンジ近くが先に締まりどうしても先端に隙間ができてしまうと言う問題がありました.本来,パッドの厚みを調整してから取り付けるべきでしたが,その労を惜しみ,交換後,クランプで圧着することによりとりあえず使える状態にしていましたが,気候の変化で厚みが変わる危険性をはらんでいるのです.今回,Fキーの先端に漏れが生じたのも根本的には厚いパッドを使っているのが原因なのです.ここは思い切って,一度パッドを外して厚さを調整後再度取り付けるべきと決意し,作業に取りかかりました.

 まず,BbやBのキーガードとキーを外し,続いてG#キーを外し,次にFキーが付いているシャフトを抜きます.この様に,Fキーは先ほどのG#キーを外した後でないと外せませんので,Fキーの作業を先に行います.Fキーのカップをバーナーで温め,パッドを剥がします.表面の皮の裏側への巻き込み部を丁寧に剥がし更に芯になっている紙を一部剥がします.皮の巻き込みを戻した後,シェラックを溶かしてカップにセットします.厚さが薄くなったので,Fホール全周が一生に閉じるはずです.組み立てた後に再度リークライトを入れるとまだ手前の一部にリークがあるようです.再度キーを外し,今度は漏れている側のみを暖めてマイクロドライバーで少し引っ張り上げます.さて,再度組み立て,リークライトで確認.まあまあでしょうか.

 最後に,あらかじめ外されているG#キーのカップを温め,同様に高さと歪みを調整し組み立て,リークライトで確認.こちらは1回でOKとしました.20080210092_2

さてさて,出来映えや如何.

 ババババババババー,ババババ,ババババー,

 ずまずでしょうか.全音域に渡り楽に自然に音が出るようになったようです.音質もナチュラルな感じです.吹奏感も良い様です.

 現実を知るのが怖く,リークライトでの確認をしていませんが,まあ,本来,調整作業は数日かけてやるものでしょうから,私も数日かけて再調整,再々調整などをしてゆきます.

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