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2009年1月13日 (火)

Selmer Mark Ⅵ /Gone with the wind

は,基本的に,The Martinと言う楽器を使っていますが,時々,ふと別の楽器も使ってみます.Myselmergprightside数ヶ月前はSelmer Super Balanced Actionという,ややおとなしめの楽器をしばらく使いました.当然,楽器ごとに個性があって,吹き方は変えられないので,リードの調整が必要です.また,しばらく使ってないと,可動部のオイルが硬くなりキーの動きが悪くなったりするらしく,注油したりしながら,何日か吹いていると徐々に楽器に(が)フィットしてきます.

今回は,Selmer Mark Ⅵを使ってみました.これはとても有名な楽器ですが,この楽器はゴールドプレートで,ゴールドの下地に結構厚くシルバーが張られています.多分,シルバープレートとほとんど同じ特性を持っているでしょうね.オクターブキーなど,指の接触が激しく,塗装がはがれている箇所を見ると,ゴールドの層は非常に薄く,ベル等は下地のシルバーの色がかなり出ています.前に使われた方が熱心に磨いたのでしょう.

他にもシルバープレートの楽器を吹いたことがありますが,いずれも印象は良くありません.音質が丸くまとまった感じで,鳴りが良いと言う感じもありません.特性の異なる2種の金属が貼り合わせてありますので,素直に振動しないのではないかという気がするのですが,いかがでしょう.普通のラッカー塗装が,素直で,倍音成分がたくさん出て,表現力の幅が広いと思います.管自体がシルバーで作られたSolid Silverは全く別で,とても良る様です.

ゴールドプレートの輝きは柔らかく暖かく,Myselmergpbellleftsideまたゴールドそのものは経年的に傷まないので,長期間にわたり,美しい輝きが保たれる点で魅力的です.

The Martinのキーは,古いタイプで直線的に配置されているのに対し,Mark Ⅵはオフセット配置で人間工学的に出来ていますが,バネの強さとキーの軽さに関してはThe Martinが上です.Selmerのバネを少し曲げて反発を少し弱くしましたがこの方法には限界があり,バネを変えないと私にとってより良い結果は得られません.セルマー,ヤマハ,ヤナギサワともに,出荷状態でのキーのバネが非常に強く,おそらく動作の確実性を確保するためのものと想像します.私にとっては,それをどこまで弱くできるかと言うところに興味があるのですが.

サックスは,キーによっては複数のキーが関連づけられていて,一つ動かすためにいくつかが同時に動くようになっています.キーアクションの善し悪しには,そのメカニズムや工作精度も関係しますし,キーそのものの重量も関係します.この辺りは,サックス設計上の個性,アイディアの見せ所,,のはずですが,,,最近のサックスはみんな,セルマーのコピーのようになっているようですね.

Markvi200901172632さて,実際の音ですが,マーチンは艶っぽいのに対してこちらは乾いた感じです.倍音成分が少ないまたは周波数の分布域が異なっているのでしょう.

音程のバランスもThe Nartinとは違っていて,慣れが必要です.The Martinは低音部が低い傾向がありますが,こちらはその傾向もなく,多分,全体のバランスはMark Ⅵの方が良いですね.こんな違いも,演奏の印象の違いに反映されるでしょうね.

演奏してから,共演者に尋ねたところ,ほとんどの人は楽器が違っていることにすら気づきません.唯一,30年間一緒にやっているドラマーのM氏が,「(Selmer Mark Ⅵは)よくCDで聞く音だ」と,実に的確なコメントをしてくれました.

なるほど,,

Gone With The Wind  @Indulz in 09/01/07

Mart Ⅵは,飾り気のない素直でプレーヤの息づかいがそのまま反映される音ですね.

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